目次
カーリースできるおすすめ軽バン3選!
今回おすすめする、カーリース利用できる軽バンは次の3車種です。
- スズキ エブリイ
- ダイハツ ハイゼットカーゴ
- ホンダ N-VAN
上記3車種は、自社で開発から販売まで行っている軽バンです。
一方、以下のような軽バンもカーリース利用できますが、いずれも「エブリイ」または「ハイゼットカーゴ」のOEM車となります。
(スズキ・エブリイのOEM車)
- マツダ スクラムバン
- 日産 NV100クリッパー
- 三菱 ミニキャブバン
(ダイハツ ハイゼットカーゴのOEM車)
- スバル サンバーバン
- トヨタ ピクシスバン
OEM車とは他メーカーが製造した車を自社メーカーで販売している車で、車両サイズや形といった外見だけでなくエンジンや足回りなどの性能も基本的に同じです。ただ、車種によってエンブレムが違ったりデザインが若干異なったりするので、特定のメーカーを希望する方や他の人と少しでも差別化したい人はOEM車を選んでもいいでしょう。
今回はベースとなっている「エブリイ」「ハイゼットカーゴ」「N-VAN」の3車種を詳しく見ていきます。
スズキ エブリイ
「エブリイ」は、軽バンの中でもトップクラスの荷室積載容量を持つ車です。大きいサイズ(601×450×453mm)の段ボール箱なら15箱、小さいサイズ(497×315×293mm)の段ボール箱なら46箱も積み込むことが可能です。バックドアの開口部が大きく、地面から荷室床面の高さが低く設計されていることから、荷物の積み降ろしも楽に行えます。
また、この車は他の軽バンと比べてオプションの種類が多いことも特徴です。たとえば、下記のような様々なオプションが用意されており、自分好みの車に仕上げることができます。
- アウトドアで役立つや2段ベッドセットやカー用タープ
- 車体をデコレーションできる専用デカール
- 室内のイルミネーションランプ
安全面は、スズキの予防安全技術「スズキ セーフティ サポート」が、全グレードで標準装備となっており、「PA」では受注生産という形で非装着車も提供されています。
エブリイは、下記のような活用ができ、他の車種と比べても汎用性が高い車となっています。
- 卸売業や配送業などで荷物の積み降ろし作業を頻繁に行う
- キャンプなどのアウトドアシーンで利用する
- プライベートでも日常的にたくさんの荷物を載せる
メーカー/車種名 | スズキ/エブリイ |
---|---|
グレード(ミッション) |
|
駆動方式 | 2WD/パートタイム4WD/電子制御パートタイム4WD(PA除く) |
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 3,395×1,475×1,895mm |
荷室寸法(長さ×幅×高さ) |
|
最小回転半径 | 4.1m |
最大積載量 | 350kg |
排気量 | 0.658L |
WLTC燃費 | 14.6~17.2km/L |
※荷室寸法、最大積載量は2名乗車時の数値
ダイハツ ハイゼットカーゴ
「ハイゼットカーゴ」は、エブリイと同等の軽バントップクラスの積載能力を持つ車です。特に荷室長は1,915mmと非常に長く、さらに助手席を前倒しにすれば2,650mmもの広大なスペースができるので、長尺の荷物を運ぶのに適しています。後部座席は水平格納式リヤシートが採用されており、完全フルフラットにすることが可能です。
グレードは全7種で、そのうち「クルーズターボ」はターボ搭載モデルとなっています。軽自動車のデメリットの一つにパワー不足が挙げられますが、ターボを搭載した「クルーズターボ」なら他のグレードよりもパワフルな走りができます。
安全面では、ダイハツの予防安全機能「スマートアシスト」が全グレード標準装備(アダプティブドライビングビームとサイドビューランプを除く)されています。
ハイゼットカーゴは特に、下記のような活用に適した車です。
- 卸売業や配送業などでたくさんの荷物を載せる
- 車中泊をする(後部座席が完全フルフラットになるので適している)
- 長距離運転をする、坂道が多い場所で運転する(ターボ付きモデルを選択)
メーカー/車種名 | ダイハツ/ハイゼット カーゴ |
---|---|
グレード(ミッション) |
|
駆動方式 | 2WD/パートタイム4WD |
ボディサイズ(全長×全幅×全高) | 3,395×1,475×1,890mm |
荷室寸法(長さ×幅×高さ) |
|
最小回転半径 | 4.2m |
最大積載量 |
|
排気量 | 0.658L |
WLTC燃費 | 14.7~15.6km/L |
※デッキバンの荷室寸法は「荷台寸法」
※荷室寸法、最大積載量は2名乗車時の数値
ホンダ N-VAN
「N-VAN」は、年間新車販売台数No.1を何度も獲得している「ホンダ N-BOX」をベースにした軽バンです。積載能力は「エブリイ」や「ハイゼットカーゴ」と比べて劣りますが、荷室高は3モデルの中で最も高く、背の高い荷物を運ぶのに適しています。また、助手席側がピラーレスかつ低床となっているため、後ろ・横のどちらからでも荷物をスムーズに入れることができます。
燃費(WLTCモード)は17.9~20.5kmで、軽バントップクラスの低燃費です。
4種類のグレードのうち、「+STYLE FUN・ターボ(CVT)」はターボ搭載モデルで軽快な走りを楽しめます。
安全面では、ホンダの予防安全性能「Honda SENSING」が全グレード標準装備となっています。CVTモデルは、アダプティブクルーズ コントロールや車線維持支援システムも標準装備で、長距離運転を快適に行うことができます。
N-VANは特に、下記のような活用をしたい人におすすめの車です。
- 荷物を載せる量は少なめで、観葉植物などの背の高い物を載せる機会がある
- 街乗りで利用する(燃費が良いのでガソリン代が安く済む)
- 長距離運転をする(「Honda SENSING」を全車標準装備で、長距離運転時も疲れにくい)
- 坂道が多い場所で運転する(ターボ付きモデルを選択)
メーカー/車種名 | ホンダ/N-VAN |
---|---|
グレード(ミッション) |
|
駆動方式 | 2WD/4WD |
ボディサイズ(全長×全幅×全高) |
|
荷室寸法(長さ×幅×高さ) | 1,330×1,235mm×1,365mm |
最小回転半径 |
|
最大積載量 |
|
排気量 | 0.658L |
WLTC燃費 | 17.0~19.8km/L |
※荷室寸法、最大積載量は2名乗車時の数値
軽バンをカーリース利用できる3社を比較!
軽バンをカーリース利用できる会社は複数ありますが、今回はその中でもおすすめの3社を紹介していきます。
コスモMyカーリース
「コスモMyカーリース」は、全国にあるカーリース対応のコスモ石油サービスステーションで契約前の相談・申し込みはもちろん、契約後のメンテナンス等も任せることができます。カーリースを利用したいけど仕組みがよくわからない、どのプランを選べばいいのかわからないといった方には、実店舗を持つコスモMyカーリースがおすすめ。
リース期間は3年、5年、7年、9年の4種類で、9年契約では車をもらうことができます。車種は国産全メーカー・全車種に対応しており、今回紹介した軽バンもすべて利用可能です。
リース会社を選ぶ際は、メンテナンスパックの有無を確認することも重要です。コスモMyカーリースでは、ユーザーのニーズに合わせた3種類のメンテナンスパックを用意しています。
(コスモMyカーリースの「スズキ エブリイ」の月額料金例)※2024年7月時点
- グレード:PA 2WD A/T
- オプション:カーナビ、ETC、バックカメラ付き
- メンテナンスパック:シルバーパック
- 契約期間:72カ月(6年)
- 頭金、ボーナス払い:なし
- 月間走行距離制限:1,000km
- 月額料金:28,600円
ニコニコカーリース
「ニコニコカーリース」もコスモMyカーリース同様、国産全メーカー・全車種に対応しており、希望の軽バンを利用することができます。リース期間は1~9年から選べます。
月額料金は、独自の値引き設定をすることで業界トップクラスの安さとなっています。料金内には車検代やメンテナンス代等も含まれており、突発的な支出が発生しづらい点も安心です。
ニコニコカーリースは複数の信販会社と提携しているため、1つの信販会社と提携しているリース会社よりも審査に通りやすくなっていることも特徴です。審査に不安な方は一度相談してみてもいいでしょう。
(ニコニコカーリースの「スズキ エブリイ」の月額料金例)※2024年7月時点
- グレード:PAリミテッド 2WD M/T
- 契約期間:60カ月(5年)
- 頭金、ボーナス払い:なし
- 月額料金:24,068円
箱バン.com
「箱バン.com」は、箱バン(箱型の商用車両)に特化したカーリースです。独自ルートから車両を特別価格で仕入れているため、月額料金は業界最安水準となっています。また、カーリースの月額料金には、車両代のほかに各種税金や車検費用などが含まれているのが一般的ですが、箱バン.comでは車両費用のみの珍しいプランを用意していることも特徴です。
取り扱い車種は国産メーカーの箱バンのみで、グレードやオプションは限定されています。
リース期間は4年、5年、7年のいずれかです。
軽バンを軽貨物運送事業で利用する場合は黒ナンバーの取得が必須ですが、箱バン.comでは黒ナンバーの取得を無料でサポートしてもらうことができます。
(箱バン.comの「スズキ エブリイ」の月額料金例)※2024年7月時点
- グレード:PA 2WD CVT
- 契約プラン:フル込みパック(車両費用+税金類全て+車検費用+点検費用)
- 契約期間:48カ月(4年)
- オプション:カーナビ、ETC、ドライブレコーダー付き
- 月額料金:31,100円
軽バンを購入ではなく、カーリースするメリット・デメリットとは?
軽バンのカーリースは、ローンや現金で購入する場合と比べてどのようなメリット・デメリットがあるのか、紹介していきます。カーリースを利用しようか迷っている人は、参考にしてみてください。
メリット①初期費用を抑えることができる
一般的なカーリースは頭金不要で、契約時の登録手数料や各種税金なども月々の支払いに含まれています。初期費用がほとんどかからないため、貯金があまりない方でもすぐに乗り出すことができます。
一方、ローンで新車を購入する場合の初期費用は、車両本体価格の約10~20%が相場となっています。たとえばスズキ・エブリイの新車なら最も安いグレードでも約100万円なので、初期費用は10~20万円かかる計算です。
メリット②事業で利用する場合、車両代や各種税金などをまとめて経費にできる
軽バンを事業で利用する場合、カーリースの月額料金すべてを経費にできます。
一括払いで購入する場合は減価償却を行うため、購入代金を耐用年数で分割して計上しなければいけません。ローンで購入する場合、経費にできるのは支払利息のみです。元金は負債として計上するので経費にできません。
毎月の支払額を全額経費で落とせるのは、カーリースの大きなメリットといえます。
メリット③毎月一定の支払いで、突発的な支出が発生しづらい
一般的なカーリースの月額料金には、車両代金のほかに各種税金や自賠責保険料なども含まれています。プランによっては車検代やメンテナンス代も含まれているので、月による支払い額の変動を減らすことができます。
個人事業主・法人の方で事業を始めたばかりの頃は収入が不安定になりやすいので、軽バンを利用する際もできれば突発的な出費は避けたいはず。月々の支払いをフラットにできるカーリースならそうした不安も解消できます。
メリット④ネットから簡単に申し込みできる
カーリースの申し込みは、ネットから簡単に行えます。審査通過後は必要書類を提出し、契約手続きを行います。手続きが完了すれば、自宅またはリース会社が提携している店舗などに納車してもらえます。
なお、軽バンは商用車のためリース会社によっては扱っていない場合もあるので、事前に公式HPで確認しておいてください。
デメリット①走行距離制限が設定されている
カーリースは基本的に走行距離制限が設定されています。契約満了時点で制限をオーバーしていると、超過分の料金を追加で支払わなければいけません。
軽バンを運送業で利用する予定の方や長距離運転をする予定の方は、年間でどれくらい走るかをシミュレーションし、自身に合った走行距離制限に設定しましょう。
デメリット②中途解約や契約内容の変更は基本的にできない
カーリースは原則、中途解約や利用期間中の契約内容変更ができません。例外として、下記のようなケースでは中途解約が認められることもありますが、その場合も違約金を支払わなければいけません。
- 契約者が怪我をした、長期入院をすることになった、死亡した
- 事故などでリース車が使用不可になった
軽バンをカーリース利用する際は、将来のライフプランも考慮しつつ、車をどのくらいの期間使用するのかを考えて、契約年数を決めてください。
デメリット③車両返却時に追加精算発生のおそれがある
残価設定があるカーリースでは、契約満了時の車両価値が残価を下回っていた場合、差額を追加で支払わなければいけません。カーリースにおける残価とは、車種や契約年数、年間走行距離などをもとに算出される将来(契約満了時)の車の想定価値です。
残価精算を避けるには、カーリースの契約時に残価設定の有無を確認することが重要です。また、軽バンは荷物の積み降ろしやアウトドアで使用するシーンが多いと思うので、できるだけ傷等を付けないように日頃から大切に使うことも意識しましょう。
デメリット④カスタマイズNGな場合が多い
多くのリース会社は、車のカスタマイズを禁止しています。契約満了時は原状回復を義務付けている会社も多いため、カスタマイズをしていた場合は元に戻すための修理代を払う必要があります。
もし軽バンをアウトドア用などにカスタマイズしたい場合は、最終的に車がもらえるプランやオプションに加入するか、カスタマイズOKな会社を利用しましょう。
まとめ:軽バンをカーリース利用する際は、メリット・デメリットも忘れずにチェック!
カーリースには初期費用がほとんど不要、月々定額の支払いで突発的な支出が発生しづらいといったメリットがあります。また、事業用として軽バンを使う人は全額経費で落とせるという大きなメリットもあります。
軽バンのカーリース利用を考えている人は、メリット・デメリットをチェックした上で、自身の用途・目的に合ったリース会社や車種を選んでみてください。
【プロフィール】
竹内 一生2016年より専業Webライターとして活動開始。企業のWebメディアでSEO記事を中心に執筆中。一次情報を元にした正確な情報収集、ペルソナが求める情報の抜粋、読みやすく簡潔な文章作成を得意とする。車関連では、エイチームの「ナビクルcar」で2年の執筆経験あり。
SHARE