目次

カーリースの納車までの流れ

カーリースの納車までの手順は、以下のとおりです。
- 1. 利用したいカーリース会社を選ぶ
- 2. 乗りたい車を選ぶ
- 3. 料金シミュレーションを行う
- 4. カーリースの審査を申し込む
- 5. カーリースを契約する
- 6. 納車される
上から順番に説明していきます。
手順①:利用したいカーリース会社を選ぶ
最初は、利用したいカーリース会社を選びます。
ひと括りにカーリースといってもサービス内容などは大きく異なるので、公式サイトなどを確認して自分にあったものを選びましょう。
毎月のリース料金に関しては、頭金やボーナス払いが高く設定されていることもあるので、極端に安い場合は注意してください。
手順②:乗りたい車を選ぶ
次に、乗りたい車を選びましょう。
カーリースには購入と同じく、さまざまな選択肢が用意されています。
希望するカーリース会社の公式サイトを閲覧すると、乗りたい車を探すことができます。カーリース会社によっては中古車を選べる場合もありますが、中古車は新車と違って希望の条件がすべて揃うとは限りません。
手順③:料金シミュレーションを行う
そして、料金シミュレーションを行います。
カーリース会社の公式サイトのシミュレーション機能を使って、好きな車種やカラー、グレード、オプションなどを選択していきましょう。リース期間やプランなどを決めると、毎月のリース料金が表示されます。
手順④:カーリースの審査を申し込む
シミュレーションで表示されたリース料金で問題なければ、審査を申し込みます。
カーリースの利用には、審査があります。
審査が存在する理由ですが、そもそもカーリースは途中で解約できないサービスであり、契約者がリース満了までスムーズに料金を支払い続けられるか判断するためです。
カーリース会社によって審査の内容や基準は異なりますが、一般的には以下のような内容を踏まえたうえで審査が行われます。
- 年収
- 収入の安定性
- 借金
- 債務整理履歴
個人事業主や法人よりは、会社員や公務員の方が安定しているものと判断されやすい傾向にあります。ほかにも、所有する車や担保になる持ち家といった財産の有無も審査のポイントです。
手順⑤:カーリースを契約する
審査が通ると、カーリースの契約手続きです。
一般的にカーリースの契約は、「店舗で直接手続き」「郵送による契約書の送付」の2種類があります。郵送の場合は契約書への記入、署名や捺印をして返送します。郵送は修正に時間がかかるため、誤字や記入漏れに注意してください。
不明な点や疑問などは、サポートセンターに相談しながら進めていきましょう。
手順⑥:納車される
契約完了後は、納車を待つだけです。
納車日については担当者から連絡が入るので、そのときに納車の希望日を伝えます。土日を避けたり時間帯を特定したりしないことで、納車が少し早くなることはあります。同時に車庫証明など必要な書類についても伝えられますが、車庫証明が遅れてしまうと納車が遅れてしまうことがあるので注意してください。
担当者からの指示にしたがって、車庫証明の手続きをスムーズに行いましょう。
カーリースの納車までに要する期間は?

カーリースの納車までに要する期間の目安は、以下のとおりです。
- 新車:1~6カ月
- 中古車:2~3週間前後
新車は購入と同じで、車の在庫状況に応じて納車期間が左右されます。
メーカーやディーラーに在庫がある車種であれば早く納車されますが、人気車などの入荷待ちの場合は6カ月以上かかることも珍しくありません。カーリース会社が事前に在庫を用意している場合もありますが、車種や条件は限られます。
中古車は即日納車を取り扱っている場合もありますが、目安としては2週間前後です。
新車同様に、カーリース会社に在庫があってすぐに用意できるのであれば、さらに早い納車も可能でしょう。
カーリースの納車まで代車は用意してもらえる?
カーリースの納車までは、基本的に代車はありません。
代車が必要な場合は、レンタカーやカーシェアなどで代用する必要があります。一部のカーリースでは代車を貸し出している場合もありますが、基本的に有償です。
前の所有車やカーリース車が事故を起こして故障したのであれば、自動車保険の特約が利用できます。車両保険の加入が前提ではありますが、代車を提供してもらえます。しかし、保険料が年間5,000円~15,000円ほど(保険会社によって異なる)かかるうえ、保証期間は30日間と決められている場合がほとんどです。
いずれの場合にしても、しっかりと検討する必要があるでしょう。
カーリースの納車までに用意しておきたいもの

カーリースの納車までに用意しておきたいものは、以下のとおりです。
- 1. 利用する駐車場
- 2. 車庫証明
- 3. 任意保険への加入
上から順番に見ていきましょう。
用意するもの①:利用する駐車場
1つめに用意するものは、駐車場です。
カーリースはマイカー同様に、契約者自身が車両を管理するために駐車場を確保しなければなりません。自宅が戸建てで駐車場を用意できるのであれば問題ありませんが、用意できない場合は月極駐車場を契約するなどの対応が必要です。
空きがなかったり利用までに期間があったりすることもあるので、ゆとりをもって探しておくことをおすすめします。
用意するもの②:車庫証明
2つめに用意するものは、車庫証明です。
車の購入時と同様に、カーリースであっても保管場所があることを証明しなければなりません。軽自動車に関しても車庫証明が必要なエリアも増えてきておりますのでご注意ください。
車庫証明を取得するには、お住まいの地域の管轄警察署に申請します。申請後には現地で確認を行うので、取得には1週間ほど要します。ちなみに、車庫証明の申請書は警察署の窓口だけでなく、警視庁のホームページからダウンロードしてそろえることも可能です。
カーリースの車をスムーズに利用するためには、早めに車庫証明を申請できるよう準備をしておきましょう。
用意するもの③:任意保険への加入
3つめは、任意保険への加入です。
任意保険に加入する場合は、契約時にカーリース会社と提携する保険を申し込むか、自分で探す必要があります。自分で探して加入するのであれば、事前に保険会社まで連絡して納車と同時に保険が適用されるように申し込んでおきましょう。
仮に任意保険の加入が遅れてしまうと自賠責保険しか補償がないので、早めに申し込むことをおすすめします。
カーリースの納車までの期間を短縮する方法

カーリースの納車までの期間を短縮する方法は、以下のとおりです。
- 1. スムーズな連絡を心がける
- 2. 必要書類を事前に用意しておく
- 3. 中古車を選ぶ
- 4. 納車が早いカーリース会社を選ぶ
- 5. 繁忙期を避ける
上から順番に説明していきます。
方法①:スムーズな連絡を心がける
1つめは、カーリース会社とのスムーズな連絡です。
車種の選択や審査後に行われる契約内容など、カーリース会社とまめに連絡を取っておくと納車までの期間も短くなります。ほかにも、連絡が取りやすい方法や時間帯を選んでおいたり、不在着信があったときは早めにかけ直したりするなど、できる範囲で対応しておくといいでしょう。
また、届出の際の書類に記入漏れや誤字などがある場合、やり取りが増えてしまいます。事前にチェックしておいて、ミスがない状態で手続きすることでもスムーズに取引を進められます。
方法②:必要書類を事前に用意しておく
2つめは、必要書類の用意です。
書類をすぐに提出するとスムーズにやり取りできるので、納車までの期間も短くなります。ちなみに、カーリース契約で求められる書類は以下のとおりです。
- 免許証
- 住民票または印鑑証明
- 車庫証明
- 委任状
印鑑証明と住民票は、取得から3カ月以内でないと無効になるので注意してください。委任状はカーリースの車の新車登録手続きをカーリース会社に任せる場合に必要な書類です。
方法③:中古車を選ぶ
3つめは、中古車の選定です。
そもそもカーリースは新車の利用が広く知られていますが、新車はメーカーやディーラーの在庫状況に応じて納車までの時期が左右されます。人気のある車種や、自動車生産ラインが少ない車種やグレード等であれば、6カ月や1年も納車を待つこともあります。
一方で中古車であれば、カーリース会社が在庫をもっている状況なので、納車までは早いといえます。ただし、中古車は在庫の中から選ぶため、新車と違って好きなボディカラーやグレード、一部のオプションは決められません。また、新車よりも古くて走行距離が長いため、故障のリスクはあがります。
新車に対して大きなこだわりがないのであれば、中古車リースも検討してみましょう。
方法④:納車が早いカーリース会社を選ぶ
4つめの方法は、納車が早いカーリース会社を選ぶことです。
ひと括りにカーリース会社といっても、運営方法やサービス内容は異なります。早く契約者にカーリースの車を提供できるよう、ある程度は新車の在庫を確保している場合もあるのです。在庫があればすぐに提供できるので、納車期間は通常よりも早くなります。
ただし、カーリース会社の車を在庫から選ぶ必要があるので、中古車カーリース同様に車種やカラーは限られてしまいます。
納車の早さを重視するのであれば、即納車サービスのあるカーリース会社がおすすめです。
方法⑤:繁忙期を避ける
5つめの方法は、カーリース会社の繁忙期を避けることです。
カーリース会社はディーラーで新車を購入することから、メーカーやディーラーの繁忙期と同じ時期に注文すると納車も遅れてしまいます。自動車関係の繁忙期は2~3月であり、その時期は注文が殺到することからカーリース会社も影響を受けてしまうのです。
つまり、契約者は繁忙期を避けることでも納車の期間を長引かせないようにすることが可能です。
まとめ:ゆとりをもって対応すればカーリースの納車までの期間を短くできる

カーリースは、ゆとりをもって対応すれば納車までの期間を短くできます。
人気車種やグレードを避けたり即日納車できるカーリースを利用したりすることでも、納期は短くなります。ただ、自分が希望する条件が違うとあとで解約できないので、慎重に検討する必要はあるでしょう。
コスモMyカーリースでは、即納車や中古車を取り扱っている店舗もあります。
納期でお悩みの方は、ぜひコスモMyカーリースのご利用も検討してみてください。

【プロフィール】
近藤 大助自動車メディアでの執筆経験は約5年。エイチームの「ナビクルcar」や「トヨタの中古車アプリ・remobii」の記事のほか、八重洲出版のバイク専門誌「モーターサイクリスト」、中古車ガリバー、Keeper Proといった大手の出版社や企業の記事を執筆。「Yahoo!ニュース」掲載経験あり。
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