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半年だけでもカーリースは利用可!短期で車を利用する際の3つの選択
半年だけ車が必要な場合、「短期カーリース」の利用が考えられますが、その他の選択として「マンスリーレンタカー」「安い中古車を買う」なども考えられます。これらとの違いを知ることで「短期カーリースを選ぶのが本当にベストなのか」を考えていきましょう。
■選択1.短期カーリースを利用する
カーリースは、契約期間の間、月々定額で車を利用できるサービスです。契約期間3~9年程度など年単位で契約するのが一般的ですが、契約期間1カ月~11カ月程度の短期カーリースもあります。 半年だけ車を使いたいのであれば、年単位ではなく、短期カーリースを選択することになります。
短期カーリースの相場をリサーチしてみると、1カ月あたり2万円台~4万円台程度の料金設定が中心。仮に1カ月あたり3万円の契約で半年間使うなら、支払総額は18万円(月3万円×6カ月)になります。
なお、この金額のなかに自賠責保険料や車に関連する税金 ※は含まれていますが、任意保険料金などは別途料金となる場合があります。
※ 自動車税種別割、自動車重量税、自動車税環境性能割など
■選択2.マンスリーレンタカーを利用する
レンタカーといえば、1日~数日など短期間で利用するイメージが強いのではないでしょうか。ただ一部の業者では、1カ月単位で利用できるマンスリーレンタカーのサービスを用意しています。半年だけ車を使いたいのであれば、マンスリーレンタカーを選択する手もあります。
マンスリーレンタカーの相場をリサーチしてみると、1カ月あたり3万円台~9万円台の料金設定が中心。短期カーリースと比べて割高な印象です。仮に、1カ月6万円の契約で半年間使うなら、支払総額は36万円(月6万円×6カ月)になります。
なお、この金額のなかに自賠責保険料、任意保険料、車に関連する税金などがすべて含まれます。
■選択3.安い中古車を買う
半年だけ車を使いたい場合、カーリースやマンスリーレンタカー以外に、安い中古車を購入して、半年後に売却する選択も考えられます。
ご参考までに、大手の中古車販売サイトで検索してみると、支払総額の安値は20~40万円程度(諸費用込み)。仮に、40万円で購入した車を半年後に10万円で売却した場合、差額の30万円で利用できます。
なお、中古車を購入した場合、下記の支払いや手続きをご自身でしなければなりません。
- 自賠責保険や任意保険の加入
- 車に関連する税金
半年契約など短期カーリースの特徴(メリット)
次に、マンスリーレンタカーや車の購入と比較したときの「短期カーリースの特徴(メリット)」を整理していきましょう。
■特徴1.マンスリーレンタカーや車購入よりも割安
半年間の支払総額で見るとカーリースは、マンスリーレンタカーや中古車の購入よりも割安な傾向です。
具体的には、短期カーリースの1カ月あたり相場料金「2万円台~4万円台程度」に対し、マンスリーレンタカーの相場料金は「3万円台~9万円台程度」。また、大手の中古車販売サイトで安い車を買ったときの支払総額20~40万円程度(諸費用込み)に対し、短期カーリースの半年間の支払総額は18万円(月3万円で換算)となっています。
■特徴2.売却の手間がかからない
車の購入と比べると短期カーリースには、「売却の手間がかからない」という特徴もあります。車を購入した場合、半年後、車を使い終わったときに自分で売却先を探さなければなりません。
短期カーリースであれば、半年後に契約したところに返却するだけで済みます。とくに忙しい方には、このメリットは大きいでしょう。
■特徴 3.「わ」「れ」ナンバーではない
マンスリーレンタカーの車のナンバーのひらがな表記は「わ」「れ」のため、「借りている車」であることがひと目で分かってしまいます。「それでも構わない」という人もいらっしゃると思いますが、「わ」「れ」ナンバーだと「恥ずかしい」「周囲の車から軽視されがち」などの声もあります。
一方、カーリースの車は「わ」「れ」表記でないため、一般の車と見分けがつきません。ちなみに、レンタカーもカーリースも同じ車を貸す事業ですが、両者には以下のような違いがあります。
比較項目 | レンタカー | カーリース |
---|---|---|
道路運送法の許可 | 必要 | 不要 |
車の使用者 | 貸す側(レンタカー業者) | 借りる側(利用者) |
参照:近畿運輸局 京都運輸支局 「レンタカー業の申請について」
このようにマンスリーレンタカーとカーリースは、一見すると似ているようでも、根本の仕組みが違うビジネス形態なのです。
半年契約など短期カーリースの注意点(デメリット)
短期カーリースには、マンスリーレンタカーや中古車の購入と比べたときの注意点(デメリット)もあります。これらのデメリットも踏まえた上で、最終的にどのサービスを利用するのが良いかを決めましょう。
■注意点1.車庫証明が必要になる
カーリースを使う場合、利用者が「車の保管場所の届出」をする必要があります。これは半年契約など短期カーリースでも、年単位のカーリースでも同じです。これに対して、マンスリーレンタカーを使う場合、「車の保管場所の届出」をする必要はありません。
「車の保管場所の届出」とは具体的に、普通車、軽自動車それぞれで以下の手続きが必要になります。
- 普通車:車庫証明(保管場所証明)
- 軽自動車:保管場所届出
具体的な手続きの内容については、こちら(警視庁公式サイト)をご参照ください。
「面倒な手続きをしたくない(自分で申請する場合)」「届出の代行費用を払いたくない(業者や行政書士に依頼する場合)」という人にとっては、この部分がデメリットと感じられるかもしれません。
なお、普通車の「車庫証明」、軽自動車の「保管場所届出」ともに手続きのいらない地域があります。カーリースを選択する人は、契約前に各地域を管轄する警察署などで確認してみましょう。たとえば東京都の場合は、以下の地域で申請が不要です。
普通自動車の申請がいらない地域 | 桧原村、利島村、新島村、神津島村、三宅村、御蔵島村、青ヶ島村、小笠原村 |
---|---|
軽自動車の申請がいらない地域 | 福生市、武蔵村山市、羽村市、あきる野市、瑞穂町、日の出町、奥多摩町、大島町、八丈島町、桧原村、利島村、新島村、神津島村、三宅村、御蔵島村、青ヶ島村、小笠原村 |
参照:警視庁「手続きの必要がない地域(適用除外地域)」2022年12月16日時点
■注意点2.保証金が必要になることが多い
半年契約など短期カーリースでは、 契約時に保証金(「車両敷金」と呼ぶ業者もある)を求められることがあります。この保証金は、マンスリーレンタカーや車の購入を選んだ場合はかかりません。
カーリース会社が、利用者から預かる保証金の相場は5万円程度 ※。ボディに傷をつけたり、部品・機器類を壊したりといった際に、車をもとの状態に戻す実費(原状回復費)にあてられます。なお、半年が経った返却の際、リース車の状態に問題がなければ、保証金はそのまま返されます。
※ 年単位のカーリースだと、保証金が不要なケースが大半です。
■注意点3.原状回復費が必要になるケースもある
「注意点2」で触れたように、カーリースでは返却時に原状回復費が発生することがあります。とはいえ、マンスリーレンタカーや車を購入した場合でも、車を破損したときには費用が発生します。
具体的には、マンスリーレンタカーだと車を壊したときなどには、補償金(ノン・オペレーションチャージ)を請求されます。また、車を購入した場合、ボディに傷をつけたり部品・機器類を壊したりすると、自分で直さなければなりません。そのまま放置すると、下取り価格が下がってしまいます。
こんな人は、半年契約よりも年単位のカーリース向き
ここまでの内容をご覧になって、「私にはカーリースがあっているかも」と感じた人はここからの情報も参考にしてください。半年契約など「短期カーリース」と「年単位のカーリース」の違いについて知ったうえで、最終的な契約期間を決めるのがベターです。
■半年契約など短期カーリースと年単位のカーリースの違い
短期カーリースは月額料金が割高になる
カーリースの月額料金は、「車両本体価格-予定残価+諸費用(税金や保険料など)」を支払い回数で均等に割って決められます。そのため、同じ車種を選んだ場合、半年契約などの短期よりも、年契約のほうが月額料金は割安になります。
短期カーリースは初期費用が発生する
半年契約など短期カーリースでは、契約時に保証金が発生します。年単位のカーリースであれば、保証金や頭金などの初期費用がかからないケースが大半。ただし、年単位のカーリースでも「月額料金を安くするため」「信販会社の審査に通りやすくするため」などの理由で、頭金を支払うケースもあります。
短期カーリースは新車が選べない、車種が限定される
半年契約など短期カーリースと、年単位のカーリースを比較すると、車の選択肢が大きく変わってきます。たとえば、3~9年のプランを用意するコスモMyカーリースと比較してみると一目瞭然です。
比較項目 | 短期カーリース | コスモMyカーリース |
---|---|---|
新車 | 選べない | 選べる |
中古車 | 選べる | 選べる |
車種 | 在庫車からの選択など | 国内全メーカー・全車種 |
上記の表のように、年単位のカーリースのほうが選択肢は幅広くなります。ただし、カーリース会社によっては、年単位の契約でも選択が限定される可能性もあるので注意しましょう。 また、年単位のカーリース会社でも、中古車しか選べないこともあります。
■半年契約よりも年単位のカーリースが合っているタイプは?
最終的に長期契約になる人
最終的に長期間、車が必要になるけれど、「まずは半年契約など短期のカーリースを試してみたい」という人は、はじめから年単位のカーリースを選ぶことをおすすめします。理由は前述のとおり、カーリースは契約期間が長くなるほど、月額料金が安くなるからです。
初期費用なしでカーリースを使いたい人
初期費用なしでカーリースを利用したい人は、半年契約などの短期よりも、年単位の契約をおすすめします。短期カーリースでは保証金を求められることが多いですが、年単位のカーリースなら、初期費用なしの条件が大半です。
新車に乗りたい人、豊富な車種から選びたい人
短期カーリースは「新車が選べない」「車種が在庫車に限定される」といった制約があるケースがほとんどです。新車に乗りたい人、豊富な車種から選びたい人は、年単位のカーリースのほうが相性がよいでしょう。
まとめ:年単位のカーリースをご希望なら「お試し見積り」を
この記事では「半年の契約期間とカーリース」をテーマにお話ししてきました。 そのポイントを振り返ってみましょう。
- 半年の支払総額で見ると、短期カーリースはマンスリーレンタカーや車の購入よりも割安です。
- 上記の他、短期カーリースには「売却の手間がかからない」「ナンバーが普通車と同じ」などのメリットがあります。
- 短期カーリースの注意点には、「車庫証明や保証金が必要になる」などがあります。
- 年単位のカーリースには、 短期契約と比べて「月額費用が割安」「初期費用がいらない」などのメリットがあります。
この記事をご覧になって「年単位のカーリースのほうが良さそう」と感じた人は、コスモMyカーリースの公式サイト内の「お試し見積り」を使ってみましょう。登録なしでカンタンに、気になるメーカー・車種のお見積りが確認できます。
【プロフィール】
本間 貴志編集ライター。WEBライティング実務士。ビジネス書の編集会社、アスラン編集スタジオを経てフリー。ZUU、YANUSY、MONEY TIMESなど大手WEBメディアで活躍。車をテーマにした記事も数多く執筆。信頼性のあるデータに基づいた記事が得意。
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