カーリースの車検費用は誰が払うの?

カーリース契約をすると、車検証の所有者欄にはリース会社の名前が記載され、契約をした人は「契約期間中、その車を借りて乗る」ということになります。借りて乗るといってもレンタカーやカーシェアリングとは違い、自宅のガレージや自分で契約した駐車場に車を置いて、いつでも好きな時に乗れるのがカーリースです。では、車検を受ける時はどうすればいいのでしょうか。

カーリースで契約した車も車検は必須

「カーリースで契約した車の場合、車検はどうするんだろう。費用は誰が払うの?」という疑問をもたれている方はいると思います。

結論から言うと、カーリースで契約した車も、必ず車検を受ける必要があります。理由は、公道を走行する車はすべて車検を受ける必要があり、そして自賠責保険への加入が必須だからです。このどちらともを満たしていなければ、公道を走ることはできません。普通乗用車であれば、最初の車検は新車登録から3年後にやってきますので、新車をカーリースで契約した場合は、リース契約開始から3年後が「最初の車検」となります。その後は2年ごとに車検を受けなければなりません。これは法律で定められています。




車検費用は使用者負担?リース代に含まれている?

では、その車検の費用は誰が払うのでしょう?
リース契約した車の車検証を見ると「所有者」はカーリース会社になっていますが、「使用者」はカーリースを契約した人の名前になっています。「使用者」の義務・責任として求められるのは「日常的に車を管理する」ことです。例えば、交通違反をしてしまった際に罰金の支払いをするのは使用者ですし、事故を起こしてしまった場合に適切な対応を行うのも使用者です。(細かくは事故の状況によって変わる場合があります)

車検についても同様で、「所有者」であるカーリース会社ではなく、「使用者」であるカーリースを契約した人が車検を受ける手配や諸手続を行います。そして車検費用の支払いも「使用者」の負担となります。
契約したリースプランによっては、車検費用も毎月支払うリース料に含まれていることがあります。その場合は、車検の期日が近づくとカーリース会社から通知が届いて、車検を受ける場所についてもお知らせがあります。また、車検費用も改めて支払う必要はありません


※ 部品交換などは使用者が負担するケースもあります。契約時にプランに含まれる内容をよく確認しておくと良いでしょう。




車検が含まれたプランを選択できるカーリース

新車であれば最初の車検は3年後ですが、「3年も先だから忘れてしまいそうで不安...お知らせしてくれて、ついでにお任せできたらラクなのに...」と思いませんか。
頭金0円で初期費用を抑えて新車に乗れるコスモMyカーリースでは、月々定額のお支払いに車検・税金・メンテナンスを含めることができる※1 プランをご用意しています。車検だけでなく、自動車税のお支払いや点検もまるっとお任せいただけます。

コスモMyカーリースの大きなメリットとしては「ガソリン割引」※2 もあります。日常的に負担となる燃料費を抑えられるので、結果的に「車の維持費」も抑えられるのです。
コスモMyカーリースは、月々定額で車検費用の心配もなくカーライフを楽しめる、家計に優しい車の持ち方です。


※1 契約するプランによって内容は変わります。
※2 コスモ・ザ・カードでのお支払いが必要になります。



車検の手順は?どんな風に受けるの?

では、カーリースでリース契約した車は、どういう手順で車検を受けるのでしょうか。
おおまかな流れは購入した場合と同じです。

▼リース契約した車の車検手順

① 車検の3ヶ月前~1ヶ月前、車検の案内が届きます。
届く時期は、カーリース会社によって若干変動します。案内は郵送やメール、電話などでの連絡になります。
② 車検希望日を予約します。
点検やメンテナンスを含んだリースプランをご契約の場合、カーリース会社が契約している整備工場などで車検を受けることができます。案内が届いたら、早めに予約を入れましょう。代車(車を車検に出している間、代わりに乗る車)が必要な場合は、事前に相談しておきましょう。
③ 車検当日に指定された場所へ行きます。
当日は自分で車を運転して、指定された整備工場や車検場などへ向かいます。そこで点検やメンテナンスの細かな内容と費用について説明を受けます。車検に要する期間は、受ける場所によって違います。2~3日かかるのが一般的ですが、数時間で終わるケースもあります。
④ 無事合格した場合は、車と新しい車検証を受け取ることができます。


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ちょっと待って!車検を受ける前に確認しておく3つのこと

車検を受ける前に、確認しておいたほうが良いことを3つ挙げておきます。
思い当たることがあれば、早めに対応しておくと安心です。ぜひこの機会に確認しておきましょう。



【1】自動車税の払い忘れがないかどうか

自動車税は年に1回支払うものです。
登録している住所へ毎年4月下旬~5月初旬頃に納税通知書が届きます。ゴールデンウィーク前後に届くことが多く、うっかり忘れがちです。自動車税の納付期限は一部の自治体をのぞいて、原則5月31日ですので注意しておきましょう。
カーリースで契約した車の場合は、カーリース会社が自動車税を支払うので、自動車税の支払いもれの心配がなく安心です。

自動車税を支払うと納税証明書が交付されます。この証明書は車検などで必要になることがありますので、わかりやすい所に保管されることをオススメします。
例えば「自動車税の支払い時期」と「車検を受ける時期」の間に他の都道府県へ移転した場合、自動車税を支払ったかどうかがわからないと車検を受けられないケースもあります。そのような場合も納税証明書があればスムーズです。誤って捨ててしまうことのないようにしましょう。
納税証明書をなくしたかもしれない...とお困りの方に参考になる情報をご紹介いたします。
ぜひこちらをご覧ください。



【2】乗っている車がリコール対象車となっていないかどうか

今乗っている車はリコール対象車になっていないでしょうか。
もしリコール対象車であった場合、車検項目にあたる箇所がリコール対象となっているのであれば、車検を出す前に対応しておいたほうが良いでしょう。
対応していなかった場合でも車検に出すことはできますが、車検を行う整備工場などではリコール通知されている箇所の修理はできません。リコール通知されている箇所は、メーカー側が修理費用を負担して対応することになっているからです。

では、どうするかというと車検を行う整備工場などが「ディーラーへの修理委託を代行する」ことになります。代行については手数料がかかることもありますし、リコール通知されている箇所の修理を経ての車検実施となるため、車検だけを受ける場合と比べて日数もかかります。「リコール対象車かつ未対応の状態」で車検を受けることになった場合は、代行手数料や修理と車検で合わせて何日くらい必要になるかを事前確認しておいたほうが良いです。

※車検項目とは
車検時の法定点検の対象は56項目ありますが、主な点検箇所は以下となります。
車の同一性(車検証とのチェック)/エンジンルーム/室内/足回り/下回り/外回り
灯火類やブレーキパッドはもちろん、ワイパーやクラクション、発煙筒の有効期限と装着、タイヤの溝なども上記に含まれています。

リコール対象車になっているかどうかの確認方法については以下をご確認ください。

▼リコール対象車かどうかの主な確認方法

① メーカーのWEBサイトで確認する
検索エンジンで [メーカー名] リコール情報 で検索するとメーカー各社のリコールやキャンペーンの情報ページへのリンクが表示されます。そこから確認することができます。パソコンでもスマートフォンでも見ることができます。
(例)トヨタの場合:
トヨタ リコール情報 で検索します。

② 国土交通省のWEBサイトで確認する
国土交通省 自動車局 審査・リコール課が運営しているWEBサイトで検索することができます。検索の仕方もわかりやすく、不具合装置の名称や発生した時期、どのような不具合なのかを確認することができます。

不具合情報検索 | 自動車のリコール・不具合情報
※外部のWEBサイト(国土交通省)が開きます。

③ メーカーからの連絡ハガキで確認する
リコール対象車となっている場合、必ずメーカーからの連絡ハガキが届きます。郵送先は車検証に記載されている車の「使用者」の住所となります。
リコール通知されている箇所の自動車部品の製造上の都合などにより、連絡ハガキの到着時期に変動が生じることもあります。連絡ハガキが届いたら、なるべく速やかに対応するようにしましょう。


【3】駐車禁止違反の対応忘れがないかどうか

駐車禁止違反の通知を放置していると「車検拒否制度」の対象となり、車検を受けて全ての項目で問題がなかったとしても新しい車検証が交付されません。

では、どのような段階を経て「車検拒否制度」の対象となってしまうのかについてご説明いたします。

駐車禁止違反をすると車のフロントガラスに駐車違反をしたことを示す「放置車両確認標章」が貼られます。
 ↓
運転者は、違反場所を管轄する警察署に出頭し、交通反則切符の告知を受け、「放置違反金(反則金)」の納付をします。
 ↓
運転者が出頭しない場合、標章が貼られてから概ね3日経過した後に「放置違反金仮納付書」「弁明通知書(弁明をしたい時の手続き及び仮納付に関するお知らせ)」が運転者に対して送られます。運転者は「放置違反金仮納付書」で放置違反金(反則金)の仮納付をします。
 ↓
「放置車両確認標章」を貼られてから30日以内に、放置違反金(反則金)の納付も公訴提起もしなかった場合(忘れていた、そのままにしていたなど)、今度は「放置違反金納付命令書」が送られます。
 ↓
払わないで放置していると、さらに「督促状」が送られます。
ここで速やかに放置違反金(反則金)の納付を行えば、「車検拒否制度」の対象にはなりません。
 ↓
それでもまだ納付しなかった場合、「車検拒否制度」の対象となります。ご注意ください。

車検拒否制度 警視庁
※外部のWEBサイト(警視庁)が開きます。


まとめ

カーリースで契約した車の車検費用は、「使用者」であるカーリースを契約した人が支払います。
ですが「メンテナンスを含んだリースプラン」で契約しているのであれば、車検基本料や部品交換代も月々支払っているリース料金に含まれているので、支払う必要はありません。また、車検時には、カーリース会社からお知らせが届き、カーリース会社が指定した整備工場などで受けられます。

まめ知識:車検費用を抑える方法

① 不必要な部品交換が行われないようにする。
修理・点検時には、必ず明細書をもらえるので項目を見て不明点があればその場で確認しましょう。交換した部品が後でみてわかるようにメモしておくのがオススメです。また、まだ綺麗な部品を交換されないためにも、車検を受ける前に自ら車を目視確認しておくことも大事なことです。
② 車検の見積りは複数箇所でとる。
検査代行費用・24ヶ月点検整備費用などは、車検業者によって変動する部分があります。相見積りをとって比較してみることで車検費用を抑えられる可能性があります。
③ ユーザー車検という選択肢もあり。
車に詳しく「自分で車検ができる」という人なら、自ら運輸支局などに車を持ち込んで車検を行うユーザー車検も可能です。ユーザー車検の場合、点検だけでなく書類作成なども全て自分で行う必要があります。


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コスモMyカーリース「お役立ちコラム」編集部
【この記事の著者】
コスモMyカーリース
「お役立ちコラム」
編集部
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