【徹底解説】自動運転システムの最新情報が知りたい!【人気車種紹介】

近年「自動運転」への注目が高まっています。交通事故の減少、環境への負荷削減、高齢者や体の不自由な方の移動手段の確保など、現在抱えているさまざまな課題を解決できるかもしれないという期待があります。
実際のところ「自動運転」はどこまで進んでいるのか、わかりやすく解説いたします。

自動運転とは

「自動運転」と聞くと、未来の話のように思う人もいるかもしれませんが、考えている以上に身近なものになりつつあります。自動運転は「システムが車を操る」ことになるので、自動車メーカーだけでなく、ITなどの他業種やベンチャー企業も参入し開発や実験が進められています。インターネットへの常時接続による情報取得や活用、人工知能による運転支援技術の向上など、自動車がこれまでにないほど大きな変革期にあって、特に期待を寄せられているのが自動運転技術です。




自動運転の発展がもたらすもの

自動運転システムが本格的に実用化されると、主な効果として次のようなことが想定されています。

交通事故の削減
死亡事故発生件数の大部分は「運転者の違反」に起因するものです。システムが周辺車両や前方の状況を確認・把握して危険を回避することで安全運転を継続できれば、交通事故の数も大幅に減らすことができます。

高齢者の移動手段の確保
バスやタクシーなどの公共交通機関が高齢者の移動手段の中心となっている地域もあれば、一方で、車を利用しなければ生活できない地域もあります。そのため、高齢ドライバーが自ら運転しなければならない現状があり、看過できない課題となっています。自動運転システムが普及すれば、高齢ドライバーの安全運転支援も可能になります。

渋滞の解消と緩和
都市部に限らず、地形や周辺環境の問題で「渋滞が起こりやすいルート」は国内に多く存在します。渋滞は事故を誘発する要因でもあります。渋滞時にシステムが自動的に最適な車線を選択したり、車間距離を測って保ち続けてくれたりすることで長距離運転はもっとスムーズになります。

生産性向上と少子高齢化への対応
「労働力調査」(平成27年・総務省)によると、この段階でトラックドライバーの約4割は50歳以上と報告されています。また、地方部を中心に移動手段の減少も著しくなっており、路線バスの1日あたり運行回数も1970年を100とすると2010年時点で47.2まで下がっています。背景には少子高齢化の問題もあるのですが、このような物流サービスや移動サービスにおける課題も、自動運転の普及により解消できます。

国際競争力の強化
自動運転における世界最先端を目指す中で、企業間での技術協力や基準や標準づくりに向けた戦略的な取り組みなどが行われ、それらに基づいた技術のパッケージ化や海外への展開も期待でき、日本全体の技術の底上げにつながるといえるでしょう。

2022年2月1日現在
出典:自動運転の実現に向けた国土交通省の取組(国土交通省)




自動運転はここまで進んでいる

自動運転技術の向上は着々と進んでいます。自動運転を理解するには、自動運転車にレベルがあることを知っておくとわかりやすいです。最近の注目トピックスとともにご紹介いたします。



自動運転車のレベルを知っておこう

人が運転操作を行わなくても良い「自動運転車」の実用化までには、まだまだ多くの課題が残されており時間も必要です。
では「自動運転車」の定義や自動運転システムの概要は現在どうなっているのでしょうか。自動運転は、下記のようにレベル1~レベル5まで5段階に定義されており、自動運転レベルのレベル3に該当する自動車も出てきています。

自動運転レベル 各レベル
の概要
運転操作(※)
の主体
車両名称
(呼び方)
レベル1 アクセル・ブレーキ操作またはハンドル操作のどちらかが、部分的に自動化されている。 運転者 運転支援車
レベル2 アクセル・ブレーキ操作およびハンドル操作の両方が、部分的に自動化されている。
レベル3 特定の走行環境条件下(条件を満たす限定された領域)において、全ての運転操作を自動運行システムが代替する。
ただし、自動運転システム作動中に、システムが正常に作動しない可能性がある場合には、いつでも運転者によって運転操作を正常に行うことができる必要がある。
自動運行システム
(システム作動困難時は運転者)
条件付
自動運転車
(限定領域)
レベル4 特定の走行環境条件下(条件を満たす限定された領域)において、全ての運転操作を自動運行システムが代替する。 自動運行システム 自動運転車
(限定領域)
レベル5 全ての運転操作を自動運行システムが代替する。(条件指定なし) 完全自動運転車
2022年2月1日現在
※車両の操縦のために必要な、認知、予測、判断及び操作の行為を行うこと
出典:自動運転車の定義及び政府目標(国土交通省)
   自動運転車両の呼称(国土交通省)

上記はSAE(米国自動車技術者協会)が基準を示し、JSAE(公益社団法人 自動車技術会)が内容を日本語に翻訳して発行している。各レベルにおける主な運転操作者などが設定されており、自動運転レベルの定義として最も主流とされている。対応する車両の呼称については、国土交通省 ASV推進検討会において策定されたもの。

ASV推進検討会とは
自動運転の実現に必要なASV(先進安全自動車)技術について、開発・実用化の指針を定めることを念頭に具体的な技術の要件等について検討する産学官の有識者・関係者で構成される検討会。

世界初!自動運転車(レベル3)の型式指定

国土交通省は、2020年11月に自動運行装置を備えた車両としては世界初の型式指定を行いました。 高速道路での渋滞時における運転者の運転操作の負荷を軽減することを目的に、前走車をはじめ周辺の交通状況を監視するとともに、運転者に代わって運転操作を行い、車線内の走行を維持しながら前走車に追従する装置が装備された車です。




国内初!遠隔型自動運転システムによる自動運転車(レベル3)の認可

国土交通省は経済産業省と連携して、遠隔監視・操作型の自動運転車による無人自動運転移動サービスを福井県永平寺町で実施しています。
国土交通省中部運輸局は、当該車両を製作している国立研究開発法人 産業技術総合研究所から申請のあった車両に対し、遠隔監視・操作型の自動運行装置を備えた車両(レベル3)としては全国で初めて認可を行いました。
道路に敷設した電磁誘導線上を追従しながら周辺の交通状況を監視するとともに、運転者に代わって運転操作を行い、最大速度12km/hで自動走行する装置が装備された車です。 ※当該装置は、国土交通省が付与した特定条件(走行環境条件)の範囲内で作動が可能となり、作動後、走行環境条件を満たさなくなる場合や故障発生時等においては、警報を発し運行を停止します。



2022年2月1日現在
出典:世界初! 自動運転車(レベル3)の型式指定を行いました(国土交通省)
   国内初! 遠隔型自動運転システムによる自動運転車(レベル3)の認可について(国土交通省)





先進安全自動車「ASV」とは

自動運転レベル1及びレベル2に相当する車両は運転支援車と呼ばれています。
先進安全自動車「ASV」(Advanced Saftey Vehicle)は、自動車に各種センサーを搭載するなど先進技術を利用して運転者の認知・判断・​操作をサポートし、安全を支援するシステムを搭載した自動車です。運転者や周囲の危険な状況を察知して事故を未然に防ぎます。
例えば、衝突被害軽減ブレーキやペダルを踏み間違えた時の急発進や加速を抑えてくれる装置は、安全運転を支援する大きな効果があります。
但し、主役はあくまで運転者です。運転者はシステムの作動内容を常時確認でき、システムで行われる制御に関してもコントロールできるようになっています。機能の限界も理解した上で正しく使用することで、運転時の安全性が高まるでしょう。



ASVに装備されている代表的な運転支援技術

先進安全自動車「ASV」に装備されている代表的な運転支援技術には以下のようなものがあります。どの技術が装備されているのかはメーカーや車種によって違いがありますが、車選びの際にご参考になさってください。

代表的な運転支援技術

システム(装置)名 システム(装置)概要
前方障害物
衝突被害軽減ブレーキ
前方の障害物との衝突を予測して警報し、衝突被害を軽減するために制動制御するシステム(装置)。
ペダル踏み間違い時
急加速・急発進抑制システム(装置)
発進時や低速走行時に、障害物などに対してシフトレバーやアクセルペダルの誤操作によって衝突するおそれがある場合、急加速や急発進を抑制する装置。
レーンキープアシスト
(LKA)
走行車線の中央付近を維持するよう操作力を制御する装置。自動車に搭載されたカメラが車線の位置を認識し、ブレーキやハンドルにより車線内走行を維持するよう車両の動きを制御。
※駐車車両を避けるためにセンターラインを越えて走行したり、運転者がハンドルやウインカーを操作して意図的に車線変更を行う場合には作動しない。
車線逸脱警報システム(装置)
(LDWS)
車線から逸脱しそうになった場合、運転者に警報する装置。
後退時後方視界
情報提供システム(装置)
(バックカメラ)
後退時、車両後方の様子をカメラで撮影し、車内のモニターに映し出す装置。
後側方接近車両
注意喚起システム(装置)
(BSI・BSW)
走行中の死角となる後側方(左右後ろのエリア)にいる車両を検知して存在を運転者に知らせる装置。
2022年2月1日現在
注意:システムの機能には限界があることを運転者自身が理解して正しく使いましょう。
   メーカーによって同様の機能やシステムの呼称が違うことがあります。
   出典:運転支援技術パンフレット(国土交通省 ASV 推進検討会)




カーリースで最新車種に乗ろう

上記で紹介している車種も含めて、自動車の技術はどんどん向上しています。特に予防安全性能は飛躍的に発展しています。
最新車種に乗ることは、外観やインテリアなどの高い満足度もさることながら、高度な予防安全システムや運転支援システムが運転者をサポート※1してくれるので、一緒に乗車する人や周囲の人や車も守ることにつながります。

「最新車種に乗ってみたい。」という方にオススメしたいのがコスモMyカーリース。

インターネットで最新車種を選ぶことができ、ディーラーや販売店をまわったり、相見積りをしてもらったりする煩わしさもありません。
ご自宅にいながら複数のメーカーの最新車種を選んで、お見積りもできます。「お試し見積り」をぜひご活用ください。モデルの違いなど気になる車種のことでわからないことはカーライフコンシェルジュに電話でじっくり相談できます。

コスモMyカーリースなら、ガソリン代もずっと割引※2になり、家計にやさしいと好評です。最新車種の購入をお考えの方はコスモMyカーリースを選択肢のひとつとしてご検討ください。

※1 システムはアシスト機能です。システムを過信しすぎず、作動条件等を正しく理解してご使用ください。
※2 コスモ・ザ・カードでのお支払いが必要になります。



カーリースの人気車種紹介

注目の運転支援車の中から、日常からレジャーまで運転初心者にも扱いやすい最新装備充実の人気車種をご紹介いたします。

          
  1.            1

    ホンダN-BOX

    ホンダ N-BOX

    CUSTOM (コーディネートスタイル)

      注目の安心ポイント
    • 誤発進抑制機能
    • 路外逸脱抑制機能
    • 標識認識機能

    84ヶ月
    ホワイトパック

    32,010(税込)円〜

    先進の安全運転支援システム「Honda SENSING」が全グレード(タイプ)に標準装備。ミリ波レーダーと単眼カメラなどを融合した高精度な検知機能で危険を検知。道路を横断している自転車や夜間の歩行者にも対応する衝突軽減ブレーキ(CMBS)や、適切な車間距離を保って運転の負荷を軽減するアダプティブクルーズコントロール(ACC)も装備。

  2.            2

    日産デイズ

    日産 デイズ

    ハイウェイスターX
    プロパイロットエディション

      注目の安心ポイント
    • 前方衝突予測警報
    • SOSコール
    • 低速加速抑制機能

    84ヶ月
    ホワイトパック

    28,820(税込)円〜

    高速道路での渋滞時の単調な走行と長時間の巡航におけるアクセル、ブレーキ、ハンドルの操作をアシストするプロパイロットを装備。カーブでも走行車線の中央を走るように支援してくれるのは大きな安心感。ブレーキとアクセルを間違えてしまった際にもエンジン出力を抑制してブレーキを制御し、壁や店舗のガラス・人との衝突回避をアシスト。

  3. 3

    スズキスペーシアカスタム

    スズキ スペーシアカスタム

    HYBRID XS

      注目の安心ポイント
    • デュアルカメラブレーキサポート
    • 後退時ブレーキサポート
    • 車線逸脱抑制機能

    84ヶ月
    ホワイトパック

    30,800(税込)円〜

    存在感と上質さを併せ持つデザインに進化。全車マイルドハイブリッド搭載で、力自慢のターボ✕ハイブリッド、低燃費が期待できるノンターボ✕ハイブリッドから選べる。優れた走行性で標準装備・安全装備ともに充実。全車速追従機能付きアダプティブクルーズコントロールもあり、安心感が大きい。燃費性能にも配慮。

  4.            4

    ホンダフィット

    ホンダ フィット

    e:HEV HOME

      注目の安心ポイント
    • 衝突軽減ブレーキ
    • 車両接近通報装置
    • 路外逸脱抑制機能

    84ヶ月
    ホワイトパック

    40,370(税込)円〜

    全グレード(タイプ)に先進の安全運転支援システム「Honda SENSING」を標準装備。衝突を予測して回避するためのブレーキ制御を行い、前方走行車両と適切な距離を保って追従するなど運転者支援機能が充実。渋滞追従機能付アダプティブクルーズコントロール(ACC)も装備され、渋滞時や高速走行時も安心。広い水平画角のフロントワイドビューカメラと車両の前後にソナーセンサーで夜間走行時の歩行者や自転車の検知もスムーズ。

  5.            5

    スバルフォレスター

    スバル フォレスター

    Advance

      注目の安心ポイント
    • ツーリングアシスト
    • 誤発進抑制制御
    • 後側方警戒支援

    84ヶ月
    ホワイトパック

    53,790(税込)円〜

    独自の運転支援システム「新世代アイサイト」を全グレード(タイプ)に標準装備。アイサイトセイフティプラスも装備され、視野が拡大したステレオカメラによって周囲の状況を細かく認識。衝突回避を支援する作動領域も拡大したことで、交差点でもこれまで以上に多様なシチュエーションで安全運転を支援。滑らかで安定したクルーズコントロールが追従走行をアシストして長距離走行時の運転者をサポート。

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コスモMyカーリース「お役立ちコラム」編集部
【この記事の著者】
コスモMyカーリース
「お役立ちコラム」
編集部
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